燃ゆる感動鹿児島大会(特別国民体育大会)のトライアスロン競技が10月8日、徳之島・天城町の松原漁港で行われた。大会前日より、選手、監督、報道機関を含め400人以上が訪れ、周辺地域は多くの関係者と地元観客でにぎわいを見せた。
2019年11月にリハーサル大会が行われ、翌年に行われる予定だった同大会は、コロナ感染拡大防止のため延期となり、3年越しの開催となった。
当日は雨予報だったが天候が回復し、暑さと湿度との戦いにもなり、ゴール後に脱水症状で倒れ込むシーンも多く見受けられた。
全国の代表が各地から集まり、男子90人、女子84人が出場、地元・鹿児島代表は男女ともに2位と活躍したほか、男子女子の総合優秀に輝き天皇杯が贈られた。
女子の部で2位になった中山彩里香選手は、ゴール後のインタビューで、「優勝を目指していたのでとても悔しい。『鹿児島頑張れ』と沿道の応援がとても力になった」と、徳之島大会の印象を振り返った。
沿道には島内外から多くの人が訪れ、拍手や声援で猛暑の中、懸命に走る選手へ応援エールを送った。会場では地元婦人会などが島料理の炊き出しを行い、島全体で関係者をもてなした。