「学ぶ環境体験学習塾」が8月21日、知名町中央公民館(知名町知名)で行われた。鹿児島県環境林務課地球温暖化対策室が主催する事業で、小学1年と中学1年までの子ども16人とその保護者ら8人の計24人が参加。地球温暖化やカーボンニュートラルについて学んだ後、太陽光で光るソーラーランプ作りに取り組んだ。
講師を務めた鹿児島県地球温暖化防止活動推進センターの迫美代子さんは「子どもたちがしっかりと話を聞いて、質問にハキハキと答えてくれたのが印象的だった。今日学んだことが地球温暖化対策を考えるきっかけになれば」と振り返る。
参加した田皆中学1年の武元颯助さんは「2100年に気温が今よりとても高くなっていると知って、みんなに伝えて対策しないといけないと思った。ソーラーランプ作りが楽しく、4時間光るので台風で停電したときの対策にもなる。きれいに光るので家族も喜ぶ」と話す。颯助さんの弟で、住吉小5年の武元新太さんは「ソーラーランプに絵を描いて明かりをつけたらきれいに光った。無駄な電気を消したり、エアコンの温度を少し上げたり、家庭での対策をすれば地球温暖化を防げると思う」と話す。
同イベントを担当した知名町企画振興課の前田拓さんは「事業は県内の市町村による応募制で、自分が応募した。知名町はカーボンニュートラルについて推進しているので、ちょうどいいのではないかと思った」と話す。