与論町で8月12日・13日の2日間、「第53回ヨロンサンゴ祭」が行われた。
4年ぶりに通常開催となった同祭は、茶花銀座通りでのパレードでスタートした。地域の子ども会が手作りしたみこしや、ゆんぬエイサーによる演舞が披露され、沿道は大勢の町民や観光客などでにぎわった。
訪れた観客らは「以前、ヒーローに扮(ふん)した仮装でパレードに参加したことがある。機会があればまた参加したい」「パレードする子どもや、ヤギがかわいらしく、島らしさを感じた」などと話す。
茶花海岸のステージでは、ダンスや舞踊、太鼓の演奏が行われたほか、バンド演奏ではスマートフォンのライトを使った演出や力強い演奏で会場を盛り上げた。
最終日には花火大会が行われ、夜空を彩り、祭りを締めくくった。
見物客らは「花火を毎年楽しみにしていた。島が盛り上がっているのがうれしい」「茶花銀座通りから見る花火も良かった」「夏が終わったようで寂しい」などの声が聞かれた。