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与論島・按司根津栄神社で新社殿落成式 美しい神社を次世代へ引き継ぐ

社殿落成奉告祭を執り行う市来大幸宮司

社殿落成奉告祭を執り行う市来大幸宮司

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 与論島の按司根津栄神社(与論町朝戸)で8月10日、新社殿の落成式が行われ、氏子や関係者ら約120人が出席した。

赤瓦が特徴的な按司根津神社の外観 

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 落成式では、社殿落成奉告祭を市来大幸宮司が執り行い、舞踊「かぎやで風」の奉納や感謝状の贈呈が行われた。

 与論島の英雄「按司根津栄」を祭る同神社は、老朽化と台風による大きな被害により、2016(平成28)年2月から社殿建て替え事業取り組んでいた。本殿の新築は2021年5月に着工し、2023年5月に竣工した。

 社殿について、宮大工棟梁(とうりょう)の池田高徳さんは「鹿児島本土の造り。40年近く居て、その経験を応用して建てた。多くの方の協力を頂きながら、基礎工事から仕上げまでほぼ一人で施工した。100 年 、200 年、あるいは 300年と存続することを願う」と話す。

 市来宮司は「関係者の支援、協力に心から感謝している。新社殿は木造で、時がたてば渋くなり、集落や環境に調和した美しい神社になると池田棟梁から聞いている。氏子一同でメンテナンスをしっかりしながら次世代に引き継いでいきたい」と話す。

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