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徳之島「母間ちゅっきゃい節祭」 4年ぶりの盆踊りで会場にぎわう 

来場者が自由に参加できる盆踊りでにぎわいを見せる

来場者が自由に参加できる盆踊りでにぎわいを見せる

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 徳之島母間(ぼま)新港で8月12日、「第26回母間ちゅっきゃい節祭」が4年ぶりに行われ、島内外から多くの人が来場しにぎわいを見せた。

地元保育園児と徳之島町のマスコット「まぶ~る君」

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 毎年の恒例行事として行われてきた同祭だが、コロナ禍のため中止を余儀なくされた。今年は、5日の開催を予定していたが台風6号の影響を受け延期し、地元住民や青年団が中心となって準備、開催にこぎ着けた

 オープニングは地元保育園の園児がみこしを担いで会場を練り歩き、島唄やダンスのステージイベントも行われた。同祭りは開催当初から来場者が自由に参加できる盆踊りで、3回に分けて行った盆踊りで、島の代表曲でもある「島のブルース」「島笛」「花の徳之島」「ワイド節」など10曲ほどの踊りを楽しんだ。近年ではSNSなどの発信で、島民はもとより、観光客や海外からの参加者も増えてきている。大阪から会場に来ていた50代夫婦の男性は「父の出身地が徳之島で、久々に帰省できた。この祭りの参加も目的だった」と話していた。

 校区会の満田秀博会長はあいさつの中で「ちゅっきゃい」の方言に触れ、「漢字で書くと『一切』。ちゅっきゃい節は、この集落で1905(明治38)年ごろに即興で謡い始められ、奄美全島へ広がり、その後、各集落の言葉で謡われていった」と発祥について話した。

 ステージの他に、会場にはコロナ禍以来出店できなかった屋台ブースも登場し、久々の屋台の前に来場者も目当ての商品の列に並んだ。

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