海洋プラスチックの問題がテーマのドキュメンタリー映画「プラスチックの海」の上映会が6月25日、砂美地来館(与論町茶花)で行われる。主催は与論島の海岸清掃ボランティアグループ「海謝美」とNPO法人「はちどりプロジェクト」。
ボランティアグループ「海謝美」は毎朝与論島の海岸を清掃している
同作品は世界で年間800万トンものプラスチックが海に捨てられている現状とマイクロプラスチックの問題を訴える。原題は「A PLASTIC OCEAN」。
上映後は、与論高生と同NPOメンバーによるトークライブや、同NPO副代表のHACHIさんによるウクレレのライブも行う。
カンボジアで教育支援などをしている同NPO代表の宮手恵さんが昨年、与論高校で講演のために来島。その際に同ボランティアグループの海岸清掃活動に参加したことが、今回の企画の発端となった。
同グループ副会長の打田昌子さんは「与論島の海は世界レベルできれい。だが、島の方々や私たちが拾っているので気づきにくいが、世界の海はプラスチックまみれ。皆さん、そこまで深刻とは思っていないと思うが、ぜひ映画を見て知ってほしい」と話す。
同グループ会長の若松初江さんは「島外での生活が長かったので、帰ってきて与論の海の美しさに気付いた。この海の美しさを保ちたい。ライブもあるので、面白いイベントにできるはず。楽しみながらも、ぜひ多くの人に来てほしい」と呼びかける。
13時15分開場、14時上映開始。料金は、前売り=1,000円、当日=1,200円。高校生以下無料。