日本食品関連産業労働組合連合会(フード連合)の視察研修会が6月6日から1泊2日の日程で、沖永良部島をフィールドに開催された。参加者は全国から23人。
「一次産業と『海・陸』のサステナビリティーを学ぶ」をテーマに島でフィールドワークを行った。参加者は、馬鈴農家のグローバルギャップ認定取得への取り組みや、島内産の飼料を開発して経産牛も「おいしく」食べる「循環畜産業」の現場を目の当たりにした。
研修プログラムでは、沖永良部島で私塾を開いている東北大学名誉教授、石田秀輝さんの講演、夏休みの宿題をきっかけに7年間ビーチクリーンを登校前に続けている「うじじきれい団」の活動報告が行われた。その後の島民との交流会では、黒糖焼酎、キクラゲ牛のステーキや島料理がテーブルに並び活発な意見交換が行われた。参加者からは「普段生産現場に行くことはなかなかできないので、解説も交えて生産者のこうした声を聞けて参考になった」「サステナブルと最近よく耳にするが、さまざまな実践の形があるのを知ることができて勉強になった」などの声が聞かれた。