与論町役場が5月18日、立長で建設した「与論衛生処理センター」の竣工式を開いた。関係者ら約60人が出席し、新施設の稼働を祝った。
同施設は、町内で発生するし尿や浄化槽汚泥、農業集落排水汚泥を脱水処理する施設。既存施設の老朽化により、2015(平成27)年度に計画が始まり、2021年度から2023年度にかけて建設された。
脱水した汚泥は町内のごみ処理施設で助燃材として使い、発生する処理水は法規制値より厳しい基準で管理し海へ放流する。地域特性に合わせコンパクトながらも高機能な施設になっているという。
与論町役場環境課の光俊樹さんは「与論町にとって非常に重要なインフラが8年越しに完成した」と話す。