知名町中央公民館(知名町知名)で5月6日、同町に住む親子ら14人が看板制作に取り組んだ。看板は、5月25日に同館で上演する劇団「風の子九州」の公演「どんぶらこっこどんどこ亭」のためのもの。13日から「Aコープ知名店」(瀬利覚)向かいに置き、上演当日は会場入り口に設置する。
公演は「鹿児島県子ども劇場連絡協議会」が鹿児島県内各地で演劇を行う、第35回鹿児島県子ども芸術祭典の一環。同町では「ゆりぬしまこどもシアター知名」が主催し、地域の親子らによる看板制作は毎年恒例の行事となっている。
同団体代表の田中晶子さんは、10年前に演劇を見たことをきっかけに看板制作などの準備作業に参加。3年前から代表として活動している。田中さんは「子どもたちが自分で描いた看板を褒められるとすごくうれしそうで、自信にもつながる。親子で一緒に見たものはいつまでも思い出に残るので、ぜひ演劇を見に来てほしい」と呼びかける。
看板制作の参加は今年で3回目になる田皆小学校6年の福留紬花さんは「知名の友達と一緒にしゃべりながら作業できることが楽しい」、同小4年の福留一真君は「色塗りが大変だけど、大人に作り方を教えてもらうことが楽しい」、同小6年の田中晴君は「いろいろな地域の人と触れ合うのが楽しい」と話す。
26日は和泊町中央公民館で「和泊町芸術文化推進実行委員会」が主催する。両日とも18時30分開場、19時開演。チケットは、一般券=1,000円、大人1人を含む3人が鑑賞できるファミリー券=2,000円。知名町立図書館(知名町)、和泊町教育委員会事務局、えらぶねっと(以上、和泊町)で扱う。