沖永良部与論地区広域事務組合沖永良部・消防署与論分遣所で3月17日、高規格救急車の受納式が行われた。
与論分遣所では2000(平成12)年に整備した普通救急自動車が更新時期となっていたため、2022年7月に消防庁救急企画室に申請。この申請が通り、日本自動車工業会からトヨタ自動車製の高規格救急車が寄贈された。
高規格救急車には救急救命士が医師の指示を得ながら救命行為ができるよう、さまざまな資器材が積載。ドクターヘリとの連携も考慮されている。
式典には、関係者や消防署員ら約25人が参加。救急救命から搬送のシミュレーションや、階段用の搬送器具のデモンストレーションも行われた。
本哲文所長は「この2年間、救急車の更新が懸案だったが、寄贈が決定してとても安心した。与論町では救急車の要請が増えているので、少しでも住民の要望にできるだけ応えたい」と話す。