沖永良部島のコミュニティースペース「entaku(エンタク)」(知名町知名)で2月20日、子育て支援に取り組む団体の交流会が開かれた。
取り組みについて話す一般社団法人「えらぶ手帖」代表のかまさん
当日は、同島で保育園やコミュニティーなどをさまざまな形態で運営する7団体が参加し、地域の子育て支援の充実に向け、今後の連携について話し合った。
交流会は、同町上城字でコミュニティースペース「e.lab〈みんなのおうち〉」を運営する一般社団法人「えらぶ手帖」が呼びかけて実現。参加者らは、保育園や一時預かり所、日本財団の助成を受けながら地域子育てコミュニティー「子ども第三の居場所」の運営など、子育て支援を目的とする活動を行っている。
えらぶ手帖スタッフの大村しのぶさんは「和やかな雰囲気の中で仲間意識が芽生えたように感じる。互いに相談して支え合える関係をつくり、より多くの島の人々に必要なサービスや情報を届けたい」と期待を込める。一般社団法人「ツギノバ」ディレクターの山田由貴さんは「交流会では島出身の方も移住者の方の視点や事例を聞けて、自分たちがどう関われるのかが明確になった」と話す。
参加団体は、両法人のほか、NPO法人「心音」、NPO法人「SMAPPY(スマッピー)」、合同会社「オトナキ」、しらゆり保育園、知名町社会福祉協議会。