奄美大島の小学校教諭で歌手として活動する「はまだゆかり(濱田由香理)」さんのコンサート「島が聞こえる」が2月17日、徳之島の面縄小学校(伊仙町)体育館で開催され、児童や保護者地域住民らが歌声に耳を傾けた。
濱田さんは教諭の傍ら奄美の歴史や文化を歌詞にした曲を作っており、この日のコンサートでは「歌の素晴らしさ、島の素晴らしさ、島で生きることの素晴らしさを感じてほしい」とのあいさつで始まり、12曲を歌い上げた。
濱田さんの歌声を聴きファンになった同校職員の一人が発起人となり、多くの人の後押しがあり今回のコンサートが実現した。3曲目に披露した「いいことさがし」では、同校教頭がサプライズでギター演奏で参加し会場を盛り上げた。
コロナ禍で朝の歌が歌えない状況が続いている同校からの依頼を受けて制作された「ロコモたいそう」では、リズミカルな歌声に合わせ全校児童が体を動かし会場が一体となった。
濱田さんは「歌を楽しんでもらえて良かった。私が歌っているときに児童たちが口ずさんでくれていて、うれしかった。島の素晴らしいところを感じ、言葉にしてみてほしい」と呼びかけた。