海を望むロケーションにある「くじらカフェ」(与論町立長)の店主、村上由季さんが6月22日から島の素材を使ったグラノーラ「Shima Gra(シマグラ)」のシリーズ展開を始めた。
シリーズ初の商品は「島バナナ」「パッションフルーツ」の2種類。島バナナ、パッションフルーツは与論島産を使っている。「中でも苦労したのはバナナチップス。与論島産の島バナナを油・砂糖を使わずパリパリとしたチップスを作るのがとても大変だった」と村上さんは振り返る。
メイン素材だけでなく、有機オートミールやオーガニックの蜂蜜など、その他の原材料も「家族に食べさせたい」と思える、体に優しいものを村上さんがセレクトしたという。
「以前オリジナル商品として販売していた『純黒糖のグラノーラ』は純黒糖の性質上、固まりきらなかった糖蜜を利用しようと作っていた。一方でお客からの反響が大きく、純黒糖のグラノーラを作るためにせっかく固まった純黒糖を溶かして作るようになってしまい自分の中で矛盾や課題が大きくなっていった。糖蜜が手に入るタイミングでは『シマグラ』のラインアップに『純黒糖のグラノーラ』も加えたい」とも。
同商品は、くじらカフェに併設する「くじら商店」のほか、オンラインショップでも販売。価格は、大=810円、小=432円。くじらカフェで提供する「くじらサンデー」(734円)、パンケーキ(1,210円~1,540円)でも使っている。
「シマグラはレシピの構想に約1年を費やした自信作。『純黒糖のグラノーラ』を食べたことがある方にも試してみてほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~16時。不定休。