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与論高で「総合的な探究の時間」の成果発表会 地域課題に切り込む

真剣にお互いの発表を聞き合う生徒ら

真剣にお互いの発表を聞き合う生徒ら

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 与論高校(与論町茶花)で12月16日、「総合的な探究の時間」の成果発表会が行われ、生徒自身が設定した課題に対して、地域の協力の下、生徒自ら研究した成果を発表した。

与論島を如何にアピールするか、経営的な視点を持つ生徒も多い。

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 発表内容は、「与論島の防災」「与論の水について」「教育が充実した島になるために」「FINANCE~財政をより身近に~」「与論の畜産業について考える」「方言守ろうプロジェクト」「観光客を増やすには」など。観光、防災、継承すべき文化、畜産、人口減少、財政など生徒ら自身が感じる与論町の課題について調べている。

 同授業を支える地域サポーターや一般客も来場するなか、担当教諭から「とにかく楽しめ」という言葉をかけられ、生徒らは発表に臨んだ。

 担当教諭らは「1年がスライドを使っての発表、2年がパネル発表を行い、1時間かけて真剣にお互いを見て回るライブ感がある発表環境だった。自分がやったことを共有することが大事で、それに対して共感をもらい、質問や助言で次の段階に進むことができる。当校だけでなく、地域の協力、学校外の方の知見があって初めて生徒が成長していける。活動を地域のなかで浸透させるいい機会になっていければ」と期待を込める。

 評価を担当した地域サポーターは「どの内容も深いところまでしっかり探究されていた。まるで大人へ問題提起するかのよう。こうした発表を受けて、大人側もどのように実現していくべきかを考えなければ」と感嘆の言葉を残す。

発表の一部は、来年1月31日に砂美地来館で開かれる「ヨロン海洋教育フェア」に出展する。

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