沖永良部島で11月19日に、島内70キロを走破するウルトラマラソン大会「第1回うとぅるしゃマラソン70キロ」が45人の参加者を迎え開催された。
「うとぅるしゃ」は「ものすごい」などの意味を表す沖永良部島の方言。3年前にプレ大会を開き、コロナ禍で3年ぶりにようやく第1回開催にこぎ着けた。当日は夜明け前の6時、知名町フローラルホテル前のメントマリ公園をスタート。島内14カ所に公設エイドステーションのほか、多くの私設エイドステーションを設け島民が島の郷土料理やお菓子などで選手たちを出迎えもてなした。秋晴れに恵まれこの日の気温は27℃を超えていた。
先頭のランナーは14時14分にゴールのメントマリ公園に戻り、フラワーシャワーを浴びながらゴールテープを切った。タイムは8時間14分。優勝した沖永良部島在住の朝戸博さんは「ウルトラマラソンは初参加だったが気持ちよく走ることができた。次のエイドステーションに向かうことが楽しみで走ることができた。優勝することができてうれしい」と笑顔を見せた。
島外からの参加の宮島まりさんは「久しぶりのラン友や地元の人にも会えて大満喫の旅。毎年足を運びたくなる、すてきな大会がまた一つ増えた」と来年の参加にも意欲を見せていた。