徳之島町役場新庁舎の運用が10月11日、始まった。
2021年1月に建設が始まった同庁舎の運用は、今年9月末の建築工事完了(一部を除く)を受け10月1日からの予定だった。台風などの影響で開庁が10日ほど遅れたが、ほぼ予定通りの運用開始となった。
6階建ての庁舎は白を基調としたシンプルな内装を施し、バリアフリー化、エレベーター設置によって、利用する高齢者や体の不自由な人へ配慮した設計となっている。周辺住民の防災施設も兼ねた堅牢な構造にもなっている。
引っ越しを終え新庁舎で初勤務を迎えた企画課主事の深川将歳さんは「何とか運用開始に間に合った。新しい庁舎で気持ちも新たに町民へのサービス向上を目指して頑張りたい」と意気込みを見せる。
一方、旧庁舎解体を前に訪れた徳之島町議会議員は「49年の町の歴史が刻まれた庁舎を感謝の思いを持って、隅々まで見て回ってきた」と積年の思いを語った。
旧庁舎解体工事(一部を除く)も10月中旬に始まり、外構工事や植栽なども同時に行い、2023年3月の完成を目指す。