与論島で10月2日、「島とあなたの未来を創る実践型講座」の第2期が開講した。主催は与論イノベーんちゅ創出実行委員会。
「発散的思考」を、体を使った学びで会得するためのワークの様子
中学生から60代まで、職種も多様な参加者が集まった第2期生が、講座を通じて島に山積する課題を解決する事業プランを構想し、社会実装までを目指す。
昨年に続き、受講者が主体的に取り組むワークショップを中心に、デザイン思考やシステム思考のフレームワークなどを学ぶ全10回の実践型講座。本年度は第1期の修了生から2人をコーチとして招き、新たなプログラムとして与論町役場が抱える現実の課題を題材にしたグループワークも予定する。受講生同志の助け合いを促すためのバディ制度も設けるなど、学びがより深くなる工夫を凝らす。
修了生コーチとして全10回の講座に参加する沖道成さんは「昨年参加して、これからの時代に求められる『問いを考える力』を実生活でもだいぶ意識できるようになった。コーチという役職だが、参加者の皆さんと同じ気持ちで学び、思考訓練を楽しみたい」と話す。
講座の締めくくりとなる2023年2月26日開催予定のビジネスプランコンテスト「イノベーんちゅアワード2023」までの約半年間、新しい仲間と共に新旧受講生が共に学び島の課題解決に取り組む。