8月末に太平洋で発生した台風11号の迷走により30日より欠航が続いていた鹿児島から沖縄へのフェリーが9月7日11時40分、和泊港に入港した。入港は8日ぶりとなる。
欠航が続く中、スーパーではパンや卵、牛乳などをはじめ、多くの生鮮食料品の棚が軒並み品切れ状態が続いた。島内の物流を一手に担う大型フェリーのありがたみを再認識する大型台風となった。
東京諸島の南の海域で発生した台風11号は進路を真西に取り勢力を増しながら沖縄本島の南の海上で南下。やや停滞した後、沖縄県の多良間島の近くを通り発達して北上を開始。南西諸島の西の海上をゆっくりと進んだ影響で、同航路の長期欠航の原因となった。
空っぽだった商品棚にはスーパーのスタッフにより次々と商品が並べられ、買い物客が笑顔で買い物を楽しんだ。陳列していた店員は「一斉陳列するのは大変だが、久しぶりに品物が入ってホッとした」と笑顔を見せていた。