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徳之島・伊仙町で学習支援講座「いせん寺子屋」 町の未来描く

参加者全員で記念撮影

参加者全員で記念撮影

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 伊仙町の学習支援講座「いせん寺子屋」が8月6日、伊仙町農業支援センター(旧徳之島農業高校)で行われ、同町の小学校高学年児童13人が参加した。伊仙町社会教育課主催。

講演の様子

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 徳之島で育つ子どもたちの能力と可能性を伸ばし、将来地元や世界で活躍する人材の育成などを目的に、地元学とキャリア教育を中心とした学習支援を行う。今回の講座は、渡辺淳さん(ヤフー)と八木圭一さん(小説家・漫画原作者)を講師に招き、伊仙町調整施行60周年記念誌発刊に合わせ、課題作文「未来の伊仙町に期待すること」をプロの指導を受け作成する手順を学んだ。

 前半は、講師2人が現在働いている企業や職場環境を紹介し、これから起こる社会インフラや働き方についてフリートーク形式で話した。講演の中で渡辺さんは「離島にいながらでも大手企業に所属できる環境ができている。仕事をする環境が大きく変わってきている」と伝えた。

 後半は、3班に分かれて伊仙町の「守りたいこと(もの)、問題点、できること、挑戦したいこと」を好きなだけ自由に出し合い、ジャンルごとに仕分けして関心の高いものにテーマを絞り、アドバイス受けながら作文の構成を考える作業を行った。各班のテーブルを回りながら八木さんは「徳之島の自然と文化を守りたい意見が多く出ていて、とてもすてきな環境がいまだに残っている。とても興味深い」と環境保全の意識の高さに驚きを見せた。最後に各班が発表を行い、役場職員から質問や賛同の声が送られた。

 審査で選ばれた作文は、来年に行われる伊仙町調整施行60周年記念誌に掲載される。

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