沖永良部島の東南の海上に6月8日19時15分ごろ、夕焼けに染まる半円の虹のダブルアーチが出現した。
同時刻に島の各地で確認され、多くの人がスマートフォンなどのカメラに収めた。宿泊施設「ペンションさんご」(和泊町手々知名)の有馬照代さんは「完全形の虹のアーチを見るのは2度目。夕焼けに染まりとてもきれいだった」と話す。和泊町和泊に住む男性は電線と虹の風景を撮影。「電線を走る電気のようで、つい撮影した」と振り返る。
徳之島の伊仙町の海岸や与論町の高台にある神社でも観測された。与論島で撮影した沖道成(おきみちなり)さんは「梅雨空からのちょこっとギフトな風景に、ジメジメした気分が晴れやかな気持ちになった」と話していた。