巨大な闘牛の世話体験できる新しいアクティビティーが徳之島で誕生した。巨大な牛が道路を悠々と歩き、小さな子どもが何倍も大きい牛を散歩させ、世話をする風景は徳之島では当たり前の日常。闘牛文化が400年以上前から生活の一部となっている徳之島で、牛に触れ、人に触れ、文化に触れ、島民の生活を体験できる。
サトウキビの生産が厳しく統制されていた時代、古くから闘牛は島民の唯一と言っていいほどの娯楽だった。現在では、全島大会を含む大きな闘牛大会が年4回(正月大会、ゴールデンウイーク大会、お盆大会、10月大会)が開催され、大小合わせると年に約6~10回ほど開催される。観光客は大きな闘牛スタジアムで大会を観戦するが、今まで闘牛観戦して終わっていた観光資源を牛同士が戦うところだけではなく、闘牛との生活文化にもフォーカスを当て、徳之島の闘牛文化を体験できるようにした。闘牛の大会出場回数は年間1~2回ほど。
アクティビティー発起人の1人である福本慶太さん(地域おこし協力隊)は「闘牛大会を初めて目にする方や女性の方、小さなお子さんにも楽しんでもらえるように、闘牛大会以外の島の日常を大自然と共に感じてもらえたら」と話す。
ふれあい体験基本プランは、ブラッシング、餌やり、写真撮影を含み1時間3,000円。「おさんぽオプションプラン」として、「いつものお散歩コース)(1,000円追加」、「砂浜をお散歩コース)(3,000円追加)も用意。「大迫力模擬闘牛大会」も体験できるようにする。