沖永良部島・大城小学校(和泊町大城)の通学路の安全運転を促すのぼり旗が、地域住民の碩(せき)正彦さんから田邊ツル子校長とPTA会長の朝戸貴子さんへ贈られた。
碩さんは数年前、集落の側溝の土砂の除去や通学路沿いの除草など、地域のボランティアを開始。「南の島ならではの製糖期が始まり通学路に運搬車が頻繁に通るようになり、子どもたちの登下校時の安全を気遣い寄贈を思い立った」と話す。
受け取った田邊校長は「地域の皆さんが小学校の子どもたちのことを気にかけてくれていて本当に感謝」、朝戸さんは「子どもたちの姿を親の見えないところで、気にかけて見ていてくださり守っていただいてることを実感した。とてもありがたい」と、それぞれ感謝の気持ちを述べた。
のぼり旗は、古里字公民館周辺の交差点の危険と思われる地点に字の民生員や区長と共に設置した。「ドライバーが子どもたちに対してのぼりを見て思いやりのある運転を促すきっかけになれば」と碩さんは期待を込める。