島を離れる「島立ち」を控えた与論高校の3年とその後輩が、与論島のウドノス海岸と茶花海岸(与論町茶花)で海岸の美化を目的に設けた海ごみ回収箱「拾い箱」の塗装ボランティアを行い、2日間で延べ16人が参加した。
拾い箱は、島民や観光客が拾った漂着ごみをいつでも回収できるよう、町内各所の海岸に設置している専用ボックス。ボランティア活動は与論町海洋教育推進協議会地域コーディネーターの田畑香織さんの呼びかけに応じた有志で行われた。
中でもこの春に同校を卒業し、進学のために島立ちする3年の岡本一莉さんはリーダーを志願し、企画から参加している。岡本さんは2018(平成30)年に茶花小学校の総合的な学習の時間に同箱へのイラスト制作に携わり、昨年度も同級生と共にメンテナンス活動に参加している。
1月25日は9人が参加し、ウドノス海岸で箱の塗装補修とビーチクリーンを行った。長年の潮風ではげかけた塗装や汚れを落とした後、白色のペンキで全体を丁寧に塗り直して再生させた。作業後は冬の海岸に流れ着いた大量の漂着ごみを拾い集めた。3月1日には7人が参加し、事前に塗装された茶花海岸の箱に、ウミガメと海ごみをモチーフにした新たなイラストを楽しみながら施した。
岡本さんは「人数が多くてどうなるか不安もあったが、協力して良いものが作れて良かった。受験を終えて、残った時間でこうした活動をしたいと考えていた。後輩たちも島立ちするまでに何かできることをたくさん考えてほしい」と呼びかける。