与論町の宿泊施設「サンヒルズふぶ舎」(与論町茶花)の広場で12月6日、「サンセット&イルミネーション」イベントが初開催され、多くの来場者でにぎわいを見せた。
同イベントは、同施設と「カフェテラスふぶ舎」のオーナーである松山陽右さんが数年前から構想していたもの。
イベントは17時ごろ、夕日が沈む時間に合わせて開幕。18時ごろにはイルミネーションが点灯し、広場一面が幻想的な光に包まれた。
会場では、華やかな琉装に身を包んだ子どもたちの舞踊や三線同好会の演奏、クリスマス衣装で登場した子どもたちの合唱とオペラ歌手の歌唱、ノルウェー出身のダンサーによるコンテンポラリーダンス、ヒップホップ&Kポップダンス、エイサーなど、地元で活躍する団体が次々と出演し、観客を魅了した。
広場には、ラーメンや綿菓子、おでんなどの屋台や雑貨の販売、ワークショップのブースも並び、来場者は飲食を楽しみながら談笑するなど、思い思いの時間を楽しんだ。
来場した女性は「外国の方も多く、与論島にいるとは思えない雰囲気だった。イルミネーションを眺めながら、大勢の人とお酒を飲んだり、踊ったりできる、とてもすてきなイベント。毎年続けてほしい」と話していた。
企画した松山さんは「子どもたちや若い世代に夢を与えられる空間を作りたいと思い計画してきた。70歳になっても挑戦する姿を見せることで、次世代を励ませることができればうれしい。多くの人が来て、楽しんでもらえて本当にありがたい」と振り返る。