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徳之島・天城町「エイエイオー祭」、農業祭と共催 収益の一部で小中学生支援

奄美から参加した「森拓斗&根心屋(ねっこや)バンド」

奄美から参加した「森拓斗&根心屋(ねっこや)バンド」

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 人口減少などの地域課題に向き合い、高校生と大人が協働で地域の未来を考える「第3回天城エイエイオー祭」が11月23日、今年の天城町農業祭と初めて共催され、会場の天城町総合運動公園(天城町浅間)は多くの来場者でにぎわいを見せた。

終演後観客と撮影するHIPPYさん

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 天城町農業祭は毎年同時期に同会場で開催されており、今年は「楽しい農でWakuwaku(ワクワク)つなぐ笑顔と未来~エイエイ農~」をテーマに掲げた。若手有志が2023年に創設した「エイエイオー祭」とのコラボレーション開催が大きな特徴で、司会者から「エイエイノー(農)」のかけ声でスタートした。

 前半の農業祭は澤愛香さんの島唄で始まり、森田弘光町長のあいさつや優秀農家などの表彰が行われた。午後からは、「エイエイオー祭」のステージイベントがスタートし、歌手の堀ちえみさんをはじめ、「君に捧げる応援歌」で知られるHIPPY(ヒッピー)さんなど、島内外からミュージシャンやダンスグループら総勢17組が出演し、会場を盛り上げた。HIPPYさんはステージのトリを務め、観客と共に盛り上がりを見せた。会場には、30店ほどの飲食や物販、体験ブースが並び、来場者は夜までイベントを楽しんだ。

 イベントの収益は主に、島内の小中学生への支援に充てられる。主催者代表の麓正高さんは「イベントの収益で島内の小中学生を支援し、島内産食材の学校給食導入を通じて、地産地消と子どもたちの食・農への関心を高めたい。3回目を迎え、趣旨が浸透してきた。今後も若者が活躍できる場を作り、島を盛り上げていきたい」と今後の展望を語った。

 実行委員を務めた城朋仁さんは「出店者と、ステージを彩ってくれたアーティストたちのおかげで、祭りは大いに盛り上がった。準備には時間と労力がかかるが、島の子どもたちが明るく、エネルギーに満ちた島でいられるよう、これからも尽力していく」と感謝と今後の意気込みを見せる。

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