 
 
インドからの留学生が企画したヒンドゥー教の伝統行事「光の祭り(ディーワーリー)」が10月24日、与論島の茶花自治公民館(与論町茶花)で開かれた。
文化交流を目的に、インドからの留学生サイマさんが中心となり、英語指導助手(ELT)でインド系オーストラリア人のネハさん、イギリスからの留学生エディーさんが準備を進めた。
サイマさんとネハさんが参加者の額にティカという赤い印を施し、祭壇に祈りをささげ、続いて参加者らも見よう見まねで祭壇へ祈りをささげた。
会場にはキャンドル風の電飾を飾り、ラッシーや甘い菓子を並べた。ティカを施された多くの参加者でにぎわい、インドさながらの雰囲気に包まれた。
飲食物の振る舞いの後、サイマさんとネハさんがインドのダンスを披露。徐々に高校生や来場者も加わり、踊りの輪が広がり交流を深めた。
最後にサイマさんは、ヒンディー語と英語で「私は遠い所に住んでいるが、多くの方に来て頂き、一緒に祝うことで距離が近くなった。感動をありがとうございます」と感謝を伝えた。
サイマさんは「インドでは一番大きな祭りなので、留学中にお祝いできないことを残念に思っていた。いろいろな方の手伝いもあり、ホームシックにならずに済み、とてもうれしい。遠い国で自国の文化のお祝いができたことも喜ばしく、温かさを感じた」と話す。
 ネハさんは「ディーワーリーのお祝いは家族と一緒の時はやっていたが、一人暮らしを始めてからしていなかった。サイマさんが寂しくないようにしようと思ったし、自分も久しぶりにできて良かった」と振り返る。