
与論町地域福祉センター(与論町茶花)で毎月1回開かれている「みんなの食堂」が10月18日で1周年を迎えた。
当日は95人が来場し、全員に無料で食事を振る舞った。配達と持ち帰り分を含め計120食を提供した。
同イベントは、前東京与論会会長で「きずな」代表の山下清男美さんが企画と支援を行い、遠山恵美子さんを中心とする「みんなの食堂運営部」が主催。通常は中学生以下の子どもと70歳以上の高齢者に無料で食事を振る舞っている。
昨年10月から、豪雨災害があった11月を除く11カ月間で延べ992食を提供し、地域に定着しつつある。
来場者は食事を楽しみながら、舞踊やライブを鑑賞。この日のために与論へ帰省した山下さんや関係者のあいさつには、会場から温かい拍手が送られた。
町舞踊団による琉球舞踊では美しく着飾った児童が舞を披露し、観客が見守った。「みんなの食堂テーマソング」を作曲した吉田和晃さんのライブでは観客も踊り出し、会場は盛り上がりを見せた。
遠山さんはあいさつで、1年間運営してきたメンバーを紹介。「笑顔で一緒に動いてくれるこのメンバーがいるから1年続いた。これからも皆さまに来ていただき、みんなの笑顔を作りたい」と抱負を話した。