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沖永良部島で島の演芸団体が民謡や舞踊披露 沖縄からゲストバンドも

玉城流琉扇伊登姿乃会西伊登子琉舞道場のパフォーマンスの最後に見せた知名町文化協会を祝うメッセージ

玉城流琉扇伊登姿乃会西伊登子琉舞道場のパフォーマンスの最後に見せた知名町文化協会を祝うメッセージ

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 「第23回 五月(さつき)の祭典」が5月24日、沖永良部島の「あしびの郷ちな」(知名町瀬利覚)で開催された。主催は知名町文化協会青年部で、同協会は今年で創立50周年を迎える。

玉城流糸和会福田清美琉舞道場

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 第1・2部では同島で活動する11団体50人以上が出演し、民謡や琉舞などの日頃の練習の成果を披露した。第3部では沖縄で活動するバンド「HoRookies(ホルキーズ)」がゲスト出演。八重山民謡に始まり、オリジナル曲や沖永良部高校エイサー部とのコラボを披露。最後は演者なども壇上に上がり、同島でイベントの締めの定番として知られる楽曲「岬めぐり」を歌い上げた。

 第1部で民謡「余多うちばる」を披露した「はたの三味線教室」の後藤健太さんは「島に移住して5年たち、伝統文化の継承の一助になれたことが感慨深い。島の魅力を伝えられる人になれたら」と振り返る。教室を主宰する波多野雅也さんは「自分が弾く以上に緊張したが、無事に終えられて安心した。普段は主に子どもたちが舞台に上がるが、大人だけの演奏も新鮮」と話す。

 昨年に続いて2回目の鑑賞となる中国出身の江龍さんは「日本語の上達と島の文化になじむ機会になると思い参加した。高齢の方も積極的に活動する姿に感動した。撮影した動画を職場の介護施設の利用者の方に見せると喜ばれるので、こうした機会はありがたい」と感想を話す。

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