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与論島でコンテンポラリーダンス公演「山猫団あらわる!2 踊る島民編」

公演の様子

公演の様子

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 与論町で2月24日、コンテンポラリーダンスの公演「山猫団あらわる!2 踊る島民(あなた)編」が行われた。

アンコールで出演者も観客も入り乱れて踊る島民

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 当日は300人以上の観客が訪れ、生演奏のピアノやさまざまなジャンルの音楽に合わせて踊る出演者を応援した。最後は観客も舞台に上がり、出演者と共に自由に踊る姿が見られた。

 主催は、NPO法人「ヨロンSC」、共催は地域創造。同団体は、公共ホールの活性化とコンテンポラリーダンスによる芸術活動の環境づくりを支援しており、与論では2022年度から活動を始めた。

 舞台芸術団「山猫団」を中心に、初年度は小中学校で授業を行い、昨年はサーカスをテーマにしたダンス公演を行った。本年度は島民から出演者を募り、下は5歳から大人まで、1カ月間にわたり、プロ指導の下、準備を進めてきた。

 来場者からは「次があればダンサーで出演してみたい」「全員が入り交じったアンコールが印象的だった」「新しい発想が素晴らしい」などの感想が聞かれた。

 出演した子どもは「楽しかった。公演を通して体の動きが上手になった。またやりたいし、仲間も増やしたい」と話していた。

 「山猫団」主宰の長与江里奈さんは「素晴らしかった。元気な子と、おとなしい子に分かれていたが、本番ではリハーサルでは見られなかった姿を見せ、全員が120%の力を発揮した。与論は全国のどことも違って表裏がない。都会では、何となくうまくやろうとまねをすることがあるが、できない時はできないとはっきり言う。その素直さが大変だったが、最後にはそれが良い方向に作用した」と振り返る。徳之島からサポートに駆けつけた音響スタッフにも触れ、「演者にストレスを感じさせない素晴らしい技術」と評した。

 ヨロンSCの杉本圭介さんは「与論島は文化的事業へのサポートが弱いと感じている。今回のダンス公演を起爆剤に、文化的事業へのサポートを盛り上げ、施設の整備や文化事業への意識向上につなげたい」と話す。

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