与論町中央公民館(与論町茶花)で1月11日、「与論町消防出初め式」が行われた。当初、与論町役場駐車場で予定していたが、雨天のため会場を同館に移して式典を行った。
式典に先立ち、2024年の能登半島地震の犠牲者に1分間の黙とうをささげた。式典では、消防団員らが当日の会場変更にもかかわらず整然とした隊列を組み、かけ声とともに敬礼。各表彰も行い、勤続40年の若松富士夫消防団長をはじめ、団員らの功績をたたえた。
田畑克夫与論町長は昨年11月の豪雨災害について、被害者への見舞いを述べるとともに、消防団員への謝意を示し、「今も災害の影響で厳しい状況が続いている人がいる。与論町としても一日も早い復旧に向けて引き続き全力で取り組む。消防団員、職員には地域の消防・防災のリーダーとして、町民の信頼と期待に応え、ますます活躍してほしい」と式辞を述べた。
若松団長は「町民の防災意識の向上を図り、自治公民館、自主防災会の防災力を強化し、自助と共助をもって町民一丸で災害の予防、被災低減、災害犠牲者ゼロを目指したい」と答辞を述べた後、団長のかけ声で消防職員と団員同士が敬礼を行い、敬意を示し、団結して与論を守る決意を示した。