徳之島町立東天城中学校(徳之島町花徳)が新校舎へと生まれ変わり、それに伴い旧校舎の解体工事を前に、1980・1981(昭和55・56)年生まれの第38回卒業生たち11人が1月12日、思い出深い学び舎(や)に恩師を招待し、記念撮影会を開いた。
会場となったのは、1958(昭和33)年の創立から長年生徒たちの学び舎として親しまれてきた旧校舎。正門前には、当時の制服姿の卒業生たちが集まり、互いの制服姿や恩師との再会に笑顔が弾けた。卒業生たちは若かりし日の思い出話に花を咲かせながら、共に過ごした日々を懐かしんでいた。
記念撮影では、卒業生たちが当時の担任の教師を中心に囲み、笑顔でカメラに向かってポーズを決めた。卒業生の上岡梨沙さんは「この学校で学んだことは、私の人生において大きな財産。先生方のおかげで今の自分があることに心から感謝している。今日、こうして皆で集まることができ本当にうれしい」と、熱い思いを語る。
恩師の峰岡勝さんは「皆さんが社会で活躍していることを誇りに思う。これからも親を大切にしながら、それぞれの道で頑張って」と、卒業生たちへエールを送った。
卒業生と恩師が再び一つになる貴重な機会となった当日。参加者からは、「卒業して何十年もたつが、学校に足を運ぶと学生時代に戻ったような気持ちになる」「先生と再会できて本当に良かった。また、皆で集まりたい」などの声が聞かれた。