居酒屋「食音酒場MASAMUNU(まさむぬ)」(与論町立長)が与論島にオープンして、1月7日で1カ月がたった。
同店は、地元で居酒屋の開業を目指して準備してきた兄の酒匂秀樹さんと、東京の奄美沖縄料理店などで店長を務め、同店開業のために与論島にUターンした弟の酒匂智弘さんが経営する。
料理は智弘さんが東京で提供していたメニューをベースに地元の食材を取り入れ、ゴーヤーチャンプルーは揚げ出し豆腐を使うなど独自の工夫を施す。秀樹さんが島唄ライブも開いている
店名の由来「まさむぬ」は、与論方言で「おいしいもの」「ごちそう」という意味。智弘さんは「与論では、親戚の子どもや孫を呼ぶとき、『まさむぬがあるから遊びにおいで』と言う。この店も、おいしいものを用意して、気楽に遊びに来れる店にしたい」と話す。
秀樹さんは「楽しんでもらうことが一番。料理に感動したり、歌を聴いて一緒に盛り上がったりできる、居心地の良い楽しい空間にしたい。その中でいろいろな人に出会い、前向きな気持ちを循環させたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。