新たな観光拠点となる「道の駅とくのしま」が12月22日、徳之島町花徳(けどく)にグランドオープンし、前日に行われた開所記念式典には、地元住民に加え、国や県の関係者など多くの人が集まり開業を祝った。
高岡秀規徳之島町長は開所式典のあいさつで、「道の駅とくのしまは、島の人々と観光客の交流促進を図り、地域と人の活性化に貢献するとともに、隣接する徳之島世界遺産センターと連携し、さらなる発展を目指す」と述べ、施設への期待を表明した。
式典後には関係者による交流会が行われ、地元産食材をふんだんに使った料理を振る舞った。ステージイベントでは島唄や島を題材にしたミュージカルなどを披露し、会場を熱気に包んだ。特に、島唄の「ワイド節」「六調」では、参加者全員が島唄に合わせて踊り、盛況のうちに幕を閉じた。
道の駅にはレストランも併設し、地元産の食材をふんだんに使ったメニューを提供する。休憩機能を備えるインフォメーションステーションや子育て支援室は24時間開放しており、観光客だけでなく、地元住民にとっても便利な施設になることを目指す。
併せて、徳之島の食や伝統文化を体験できる施設のほか、環境省が整備を進める世界遺産センターと併設されており、観光や文化体験の一大拠点の役割が期待されている。
営業時間は9時~18時。