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与論島・大金久地区に交流型ゲストハウス「ズッ友荘」 旅人2人が開設

「まる」こと金丸智彦さん(左)と「りゅうのすけ」こと木村龍之介さん(右)

「まる」こと金丸智彦さん(左)と「りゅうのすけ」こと木村龍之介さん(右)

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 世界一周旅行の経験を持つ2人の旅人が経営するゲストハウス「ズッ友荘」(与論町麦屋)が7月8日、与論島の大金久海岸付近にオープンする。

投稿を見て手伝いに来たメンバーと休憩中の一幕

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 金丸智彦さんと木村龍之介さんは昨年秋からDIYで民家を改装し、その様子をインスタグラムで発信し続けてきた。その投稿を見て手伝いを申し出る協力者も現れ、6月はオープンに向けてにぎやかに作業する様子を伝えた。

 2019(平成31)年からそれぞれ世界一周旅行をしていた2人はコロナ禍を期に帰国。55人の世界一周体験をまとめた自主制作本「ROUTE55」を作る中で知り合った。金丸さんは「元々は仕事みたいな感じで対立もした。ベタベタな友達から始まったわけじゃなかった」と話す。

 2人で事業を始めた理由について、金丸さんは「ゲストハウスにこだわらずに何か事業をやりたかった。やりたいことが本当に多かったので、誰か仲間を探したいと思った時に思いついたのが彼だった」と話す。木村さんは「ずっと何かやりたいやりたいと思っていたけど、苦手なことも多い。彼は本の時もプロジェクトを引っ張っていって、論理的だったりするので、この人なら組めるという思いがあった」と振り返る。

 与論島で宿を開くことになったきっかけは、木村さんが長期滞在していたことがあり、その時の縁で物件の紹介を受けたことから。金丸さんは「圧倒的な絶景の元で宿をやりたいと思い場所を探していた。自然は毎日姿が違うので飽きない。ついつい長期滞在してしまうようなゲストハウスを作りたかった。こんなの向こう10年探しても出てこないだろうと思い決断した」と話す。

 同施設が目指していることについては、「いろいろな世代、立場、価値観の人と交流できる宿にしたい。僕らは一人旅で多くの人と出会って刺激を受けてきた。その面白さを伝え、コロナ禍以降、希薄になっている他者との関係をつなげ、人の輪を広げられる場を作りたい」と金丸さん。木村さんは「心を病んだり、迷ったりしている人にも来てほしい。集まった人と生き方を共有して、それをきっかけに違う世界に行ったり帰ったりしてから違うモチベーションで頑張り、前向きになれる癒やしの場所にしたい」と意気込む。

 客室は、ドミトリーベッド8床と4人まで泊まれる個室1室。ダイニングルームでは宿泊客が交流を楽しめるようにする。テントの持ち込みにも応じ、貸し出しも行う。宿泊料金は1泊4000円(ドミトリーベッド)など。

予約はインスタグラムのDMで受け付ける。

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