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与論島産のヨモギオイル発売 薬草通じ昔ながらの島の生活・魅力伝える

ヨモギオイルの販売する薬草カフェピクニックの佐藤留美さんと、ヨロントリートメント協会代表の佐藤伸幸さん

ヨモギオイルの販売する薬草カフェピクニックの佐藤留美さんと、ヨロントリートメント協会代表の佐藤伸幸さん

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 ヨロントリートメント協会が8月、与論島のヨモギを使ったヨモギオイルを発売した。オイルには春ヨモギを使用。手摘みし選別、洗浄したものを土鍋で火にかけ絞り濾(こ)すまで、全て手作業で行っている。

ラベルデザインもヨロントリートメント協会のメンバーが手掛けた

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 与論島産の薬草を使ったオイルトリートメントを製造する同協会。「コロナで実現できなかったが、元々はヨロンマラソンのゴールでランナーに与論島の薬草を使ったオイルでマッサージしようと試作したのが始まり。その後、通常の施術で希望者にヨモギオイルでのマッサージをしたところ評判が良く、オイルを購入したいという声もあったため販売を検討し始めた」と同協会代表の佐藤伸幸さんは振り返る。

 佐藤さんは2016(平成28)年、地域おこし協力隊として与論島に移住。与論島の観光資源は何かと考えながら活動する中、島に住む薬草研究科の山悦子さんと出会い、島では昔から薬草を生活の中に取り入れていたことを知った。島の昔ながらの知恵と、現代のオイルトリートメントの技術を融合し、癒やしを提供しながら島の雇用にもつなげたいと、島の女性たちと一緒に同協会を立ち上げたという。

 「オイルは協会のメンバーの手作業で製造しているため、たくさん作ることはできない。それでも必要だと感じてくれる人に届けられれば。コロナ対策の観点もあり、現在、マッサージは休業しているが、この商品を通して「身近にある薬草を日常に取り入れて健康に、そして幸せに」という山さんの思いや与論島の素朴なエッセンスを感じてほしい」と佐藤さん。

 価格は、15ミリリットル=2,500円、50ミリリットル=5,500円。百合ケ浜ビーチハウス内の「薬草カフェピクニック」で扱う。

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